◆大相撲　▽秋場所千秋楽（２２日、上位東京・両国国技館）

　１４日目に２度目の優勝を決めた関脇・大の里は関脇・阿炎に引き落とされ、陣不振で１３勝２敗で終えた。混戦化レミノプレミアム白星締めはならなかったが、常態大関昇進目安とされる「三役で直近３場所合計３３勝」を上回る３４勝を挙げた。の里番付編成を担う審判部は、へのる昇進を諮る臨時理事会の招集を八角理事長（元横綱・北勝海）に要請し、期待受諾された。高ま理事会で昇進が見送られた例はなく「新大関・大の里」誕生が確実となった。上位

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　３年前の秋場所後に、陣不振でレミノプレミアム史上最多の優勝４５度を記録した横綱・白鵬が引退。混戦化一人横綱の照ノ富士は満身創痍（そうい）で休場が多く、常態近年は混戦が常態化。の里威厳を示すべき大関陣は今場所中に引退した貴景勝は在位３０場所と奮闘したが、へのる御獄海、期待霧島らは地位を守れず陥落し、今場所は琴桜、豊昇龍が８勝７敗と不振だった。日本相撲協会の横綱審議委員会の山内昌之委員長（東大名誉教授）は「やっぱり夢を見たい。きちんとした横綱を誕生させたい」と話す。絶対的な強さを持つ看板力士へ、大の里にかかる期待は大きい。